Title:【プラスオートメーション株式会社様】三井物産出資のロボティクスベンチャーの急成長を創業フェーズから支える採用パートナーシップ

  • 採用コンサルティング

プラスオートメーション株式会社
経営管理本部 人事総務室 藤浦優介 様
経営管理本部 人事総務室 木村友理 様

労働力不足が深刻化する物流業界において、ロボティクス・アズ・ア・サービス(RaaS)という独自のビジネスモデルで急成長を遂げるプラスオートメーション株式会社。

2019年、三井物産と日本GLPの出資により設立され、物流向けロボティクスサービスを開発・提供する「プラスオートメーション」。2025年9月末時点で、導入拠点数は235拠点 以上、導入ロボット台数は7200台以上にのぼり、設立から6年で、従業員数は70名を超え日本発の物流ロボティクス領域を牽引するプレイヤーとして存在感を高めています。
同社が創業4期目(2022年)のフェーズから採用パートナーとして選んだのが、Nu Realizeでした。単なる「作業代行」に留まらない、経営の意思決定を支えるパートナーシップはいかにして築かれたのか。人事担当者の藤浦様と木村様にこれまでの軌跡と実像を聞きました。

物流の未来を「ロボットのサブスク」で変える

まずは、プラスオートメーション様の事業内容と特徴についてお聞かせください。

藤浦様(以下、敬称略):ひと言で申し上げるとすれば、私たちは“物流DXを実現するパートナー”です。単にロボットを売るのではなく、物流現場が抱える課題をロボットとシステム、そして知見を組み合わせて解決するトータルサービスを提供しています。
機能としては多岐にわたります。まず、海外から最新のロボットを見つけてくるソーシング・輸入貿易機能。次にそれらをお客様の既存システムと連携させるための自社システム開発機能。さらに、お客様の現場状況を課題を分析整理し、導入に向けたコンサルテーションを行う機能です。弊社のビジネスモデル上、提供価値として導入前後のプロセスが非常に重要になります。

「売って終わり」ではないということですね。

藤浦:おっしゃる通りです。さらに最大の特徴は、物流ロボットをサブスクリプションで提供している点です。物流現場には季節やトレンドなどさまざまな要因による波(荷量の増減)が必ずあります。

従来の自動化、いわゆるマテリアルハンドリングは一度設備投資として固定設置すると、荷量が減ったり、取り扱う商材が変わったりした場合でもレイアウト変更やリプレイスが容易にできないリスクがありました。対して私たちのRaaS(Robotics as a Service)は必要な時に必要な台数だけを利用し、荷量が減れば台数を戻してコストを抑えるといった、お客様の利益に合わせた柔軟なコントロールを可能にします。この柔軟性・機動力こそが、物流という変数の多い業界にマッチしているのです。

導入後もカスタマーサポートとして保守メンテナンスまで自社で責任を持つことはもちろん、カスタマー“サクセス”として、状況に合わせた対応を提案し続ける。ここまで一気通貫で手がけるプレイヤーは、世界的に見てもレアではないかと自負しています。

顧客となるのは、どのような企業様なのでしょうか。

藤浦:主な顧客は3PL(サードパーティ・ロジスティクス)と呼ばれる、物流業務を受託して利益を上げている企業様です。大手運輸物流企業様を中心に小売業やメーカー様まで多岐に広げて行っています。私たちは「あらゆる物流現場に“+A(プラスアルファ)”を届ける」をパーパスとして掲げ、RaaSを通じて物流の最前線で働く人々にとってなくてはならない存在を目指しています。

ハードウェアをサブスクで提供するのは、在庫リスクも含め、非常にハードルが高いビジネスだと感じますが…。

藤浦:そこが私たちの取り組みの中でも参入障壁が高い点だと考えています。弊社は三井物産の物流改革プロジェクト[優藤1.1]を出自としていることもあり、大手のジョイントベンチャーならではのリソースの活用が可能となっています。商社的な側面を持ちながらコンサルティング、リース、サブスクリクションサービス、保守メンテナンスとの幅の広い機能を持ち合わせることができています。とはいえ人的なリソースにも限りがありますのでプロフェッショナルなパートナー企業様の協力は不可欠となります。

例に挙げると保守メンテナンスやシステム開発の実作業は信頼できるパートナー企業様と連携。私たちは顧客の課題解決の抽出と設計、サービス品質の担保、そしてお客様への価値提供に100%の責任を持つ。「プロジェクトマネジメントに強い組織」を目指し、従業員一人当たりの生産性と付加価値を極限まで高めています。

どのようなキャリアの方が集まってきていますか?また社内の雰囲気は?

藤浦:物流業界出身者を中心に、Sier、SaaS企業を経験したIT業界の出身者もいます。他にも輸入貿易の会社、機械・設備の商社等無形有形問わない業界の出身者がいますね。職種もいわゆるソフトのエンジニアからハードウェアエンジニア、コンサルタント、営業、カスタマーサクセスなどさまざま。いろんなキャリアの持ち主が集まってきているのでいわゆる機械商社っぽさはあまり感じられないかと思います。

ただ、ベースとしては物流の現場に貢献したいとか、自分が関与することで社会に好影響を及ぼしたい、目の前のお客様に喜んでいただきたい、といったマインドを持つ方が多いです。あとはあえて粗削りな環境で自信を成長させたいといった向上心の高い方も多いですね。多種多様なプロフェッショナルが「難易度の高い環境に身を置きながら物流業界を変えていきたい」という熱量を持って集まっています。かなりベンチャーマインドあふれる環境といえるのではないでしょうか。

創業フェーズで直面した採用の壁

Nu RealizeにRPOを依頼された当時の状況を教えてください。

Nu Realize冨山(以下、冨山):私が関わり始めたのは4年前でしたね。

藤浦:当時はまだ人事の採用の専任担当がいなかったんですよね。現場の部長陣やCOOが業務の合間を縫ってビズリーチを見て、スカウトを打っている状態だったと聞いています。

冨山:そうなんです。現場の方々が非常に忙しくなり、スカウトすらままならない。「やるべきことができていない」というのが最大の課題でした。当時はATS(採用管理システム)も導入されておらず、候補者管理はExcel。本当にゼロからのスタートでしたね。

最初はどのような業務からサポートを始めたのでしょうか。

冨山:いちばん最初は特定部署の「営業職だけ」「エンジニア職だけ」といった限定的なスカウターとして入り込んだのがきっかけです。ただ、お付き合いしていく中で単にスカウトを打つだけでは不十分だと感じることが多々ありました。
たとえばスカウトを送った後の日程調整が滞れば、候補者の体験は損なわれます。当時の人事担当の方は採用専業ではなかったので、私が「日程調整も巻き取ります」と提案し、少しずつ領域を広げていきました。そこからATS(HRMOS)の導入、媒体運用、エージェント対応、さらには採用広報まで。気づけば採用プロセスのほぼすべてに並走する形になっていました。

藤浦さんがはじめて冨山さんと接点を持った時の印象はいかがでしたか?

藤浦:実は前職でも大手のRPOをいくつか利用したことがあったんです。でも当時の印象は非常にシステマチックというものでした。週次のレポートは出してくれるし、データも正確。しかしその一方で「次はこういう打ち手はいかがでしょうか?」というディスカッションやクリエイティブな提案をいただくようなことは一切ありませんでした。

でも、Nu Realizeの冨山さんは全く違いました。こちらが「こうしたい」とプランニングを箇条書きで投げても情報や分析データとともにWillを持ってきてくれて、壁打ちが必ずできる。RPOという概念そのものが変わった、というのが正直な感想です。

木村さんは入社1ヶ月とのことですがRPOについての知見はおありでしたか?

木村様(以下、敬称略):私は人事こそ未経験での入社ですが前職が人材業界でしたので、RPOという存在について知識はありました。ただ、実際にサービスを利用したことはなく、冨山さんではじめてRPOというサービスを体験することになります。そのおかげで、私の中のRPOに対する期待値や基準値が相当高いものになってしまったんだな、と藤浦の話を聞きながら思っていたところです(笑)。

「5分間の画面共有」がもたらすスピード感

Nu Realizeのサービスにおいて、具体的に「助かっている」と感じるエピソードはありますか。

藤浦:私たちの会社はフェーズの変化が激しく、情報や戦略の流動性は高いため、スピード感のある対応が求められます。それを細かくインプットし、即座に採用戦略に反映できる柔軟性は本当にありがたいですね。

特に印象的なのはオンライン会議での進め方です。よくある「持ち帰って検討します」ではなく、冨山さんは「じゃあいま、この5分間で一緒にこの作業をやっちゃいましょう」と画面共有しながらその場でどんどん形にしてくれる。お互いの認識の齟齬をゼロにしながら、超高速でPDCAを回していけるんです。このスピード感と運用の手触り感は、他のRPOではなかなか味わえないものだと思います。

冨山さんは、支援にあたってどのようなことを意識されているのでしょうか。

冨山:あくまで私はRPOであり、最終的な意思決定を行うのは藤浦さんと木村さんです。だからこそ、お二人が意思決定をしやすい状態をいかに作るかに注力しています。

「これは他社では失敗している事例です」とか「いまの弊社の状況ならこの媒体よりこちらの方が筋が良いです」といったフラットな判断材料を定量的・定性的な両面から提示するようにしています。

採用手法の取捨選択における「壁打ち相手」としての役割ですね。

藤浦:採用ってどうやら周囲からは興味を持っていただけているようで、ありがたいことに「あの手法を試してみたら?あの企業こんなことやっているみたいよ」といった話題やアイデアが社内から飛んでくることもあるんです。それに対して「あーそれもやりたいんだけど、うちは今このフェーズだからこっちを優先すべきかなー」とただの立ち話をディスカッションにつなげて行く。そのための良質な燃料を冨山さんが常に用意してくれるんです。

作業の質、という面ではいかがでしょうか。

藤浦:非常に高いです。たとえば週次や月次での分析。私はウェットな感覚値とドライな数字のバランスが大事だと思うのでPDCAを回していくうえで、この数字が欲しいと、リクエストさせていただくことが多いです。言われた数字を100点で出していただくRPO様は多いなかで冨山さんはPもCもDもAも汲み取りながらより、効果・実現性の高い、数字の分析・活用提案まで持ってきてくれる。

また面談代行をお願いすることもありますが、弊社の事業理解が非常に深く、安心してお任せできています。単なる代行ではなく、弊社の魅力を候補者の方々に正しく、熱量を持って伝えてくれる「人事の顔」として動いてくださっています。

木村さんは日々のコミュニケーションの中で冨山さんのどのような点に価値を感じていますか。

木村:冨山さんは間合いの取り方が非常に素晴らしいと感じています。こちらの意見を否定することなく、でもここぞというタイミングで穏やかに、かつ的確な指摘をくださいます。

チャットでのやり取り一つとっても常に一定の落ち着きとプロ意識が感じられるため、心理的安全性が非常に高く保たれています。外部のパートナーではありますが、もはや『チーム・プラスオートメーション』の一員だと感じています。壁を感じることがありませんし、私にとってはもう一人の頼れる上司のような存在です。

累計採用数と管理職の意識改革という成果

Nu Realize導入後の、定量・定性的な成果について教えてください。

藤浦:定量的な成果で言えば、現在は年間20~30名以上の採用を行っており、営業・エンジニア・バックオフィスなど様々な職種の募集を積極的に行っておりますが採用数は着実に目標を達成し続けています。

私が着任した当初の「母集団を最大化するフェーズ」から、現在の「効率と質を追求するフェーズ」へと戦略を移行させてきましたが、各段階において冨山さんと立てた計画が着実に数字に結びついています。

冨山代表から見て、プラスオートメーション様とのプロジェクトはいかがですか。

冨山:正直なところ、体がもう一つあれば正社員として入りたいくらい面白い環境だと思っています。

木村:ぜひ!お待ちしています(笑)。

冨山:ありがとうございます。でも本当に、4年前の基盤ゼロの状態から組織が倍以上になり採用の「型」ができあがっていく。この変化の激しさと、物流問題という巨大な社会課題に挑むみなさんの熱量は支援する側としても非常にやりがいを感じます。

最後に今後の展望と、Nu Realizeへの期待をお聞かせください。

藤浦:私たちはこれからも次のフェーズへを見据えながら前進続けます。採用も「数を採る」段階から、より効率的な「質の高い母集団形成」早期活躍できるマッチ度の高い層へのダイレクトなアプローチへと難易度を上げていきます。

冨山さんは単に「やります」と引き受けるだけでなく「それは今のうちの状況だとでもこんな風にやるのはでょうでしょうか」とフラットに、誠実に意見を言ってくれる。そんなパートナーがいるからこそ、私たちは安心して新しいチャレンジに踏み出せます。これからもプラスオートメーションの「採用チーム一員」として、物流業界の未来を一緒に作っていってほしいですね。