2022年1月26日
私、冨山大耀はNu Realize株式会社を設立し起業しました。
会社員を2018年4月から2021年12月末までおよそ3年半勤めた後の起業です。
ずば抜けた知性やセンスを持ち併せていない自分が何故起業をしたのか
いつか”起業”をしたいと考えている方や、キャリア形成に悩んでいる方にとって、僕の取った選択肢が誰でも簡単に選べるということを誰かに伝えられればと思い、本記事を執筆しようと思いました。
起業のきっかけ
そもそも何故”起業”をしようと思ったのか。
理由はシンプルで”カッコよくなりたい”という想いだけでした。
きっかけは高校生の頃にアルバイトをしていたカレーハウスCoCo壱番屋のオーナー社長との出会いです。
当時の私は地元の店舗で”店長代行”という役職を担い、面接や教育、発注管理から店舗運営などお店のことを一通り担っていました。
そのためレジェンドメイト(活躍しているバイトメンバーのこと)として社長との食事会や同じ役職者との交流会などがありました。
そこで社長の圧倒的なオーラを感じて
”いつかこうなりたい”と想うようになりました。
起業するまでの過程
幼少期
1995年6月7日に千葉県で生まれました。
某財閥系企業の管理職を勤める父と母、姉との4人家族で、そこそこ裕福な家庭で育ちました。
家は一軒家で犬も2匹、習い事も4つほど通っていました。
しかし、中学2年生の頃に両親が離婚をしてしまい、色々なトラブルから家を手放し、祖父母の家に母と姉と居候することになりました。
祖父母の家は決して裕福ではなかったので、この出来事では自分が裕福だったことや恵まれていたことに気づき、周りへの感謝の想いが強く芽生えました。
そして、いつかお世話になった両親や祖父母にも恩返しできるような人間にならなければと強く思い、普通の会社員以上に稼いでいきたいと思うきっかけになりました。
学生時代
”起業をしたい”という想いは強く、大学生の頃は常に周囲に宣言し続けていました。
大学3年生の夏ごろ、1人で夜中の2時ごろに渋谷をふらついていた時にインタビューを受けました。
インタビューの内容は「あなたの夢は」というテーマでした。
その時に答えた内容と写真がこちらです。
My Dream is President
と記載しております。
当時からいつか社長になると本気で思っていました。
(ワンピースのルフィの様な気持ちというと伝わりますでしょうか。)
”自分ならなれる”とも正直思っていました。
当時の私は、10種類以上のアルバイトを経験していましたが大体上手くいってました。
また、友達も多くイベントを開催して小銭を稼いだり、派手な遊びをしたり交友関係も広く、小さな成功経験が積み重なった結果として自信に満ち溢れていました。
ただそれでも、月収はせいぜい30万~40万程度で起業するには未熟でした。
そこで、起業を成功させるためにベンチャー起業に入社しようと思い、法政大学を卒業し、2018年に人材系のメガベンチャー企業にへ入社しました。
会社員時代(新人時代)
人材系のメガベンチャー企業に入社してからは自分の能力の無さに気付き、周囲に追いつくのに必死でした。
配属は新卒紹介事業部で、役割は企業の採用コンサルタント(RA)を勤めました。
成果は大して上がらず、とはいえ器用な方だったので慣れてきてからは卒なくこなすが成果が目立たない中途半端な営業マンだったのではないかと思っています。
そこから人生を変えてくれた大きな出来事がありました。
部署内異動です。
人材紹介の担当から、広告の営業組織へジョインすることとなりました。(正確には両方を兼務)
その時の上司が僕の人生を大きく変えてくれることとなりました。
会社員時代(中堅時代)
異動後の上司は、今振り返ると恩人であり一生忘れられない大切な人です。
しかし、当時は誰よりも厳しく(厳しいという表現ではおそらく適切に伝えきれていない)恐ろかったです。
前提として、上司のスキルが高く、私のスキルが低いそして私の考え方も甘かったです。
上司との能力のギャップに、ついていくのが必死で怖く、おそらく一時期は鬱病にもなりかけ、学生時代の自信満々な自分は消えうせ、自分の能力の無さに自己否定感を強く持つようになりました。
寝るたびに悪夢を見て、出社までの電車では自殺の記事をよく読んでいました。
ただ、本気で仕事に向き合って、部下である自分にも向き合ってくれていることが伝わり、心の底から尊敬して、この人についていこうと覚悟を決めて仕事に打ち込みました。
覚悟を決めたからは土日も仕事に打ち込み、少しづつ仕事が出来るようになり、上司と一緒に組織を大きくしていくのが心から楽しく感じるようになりました。
そして、挫折をして迷惑をかけ続けていましたが、その上司の元で3000人以上いる会社の中での表彰や上司とともに部署内表彰なども獲得していけるほど成長をすることが出来たと思います。
そのお陰で、ビジネスの本質が何となくわかるようになり起業というビジョンが具体的に描けるようになりました。
そして、2021年12月末に会社を卒業することになりました。
振り返り
起業をしてからまだ1週間した経っていないので大したことは言えないですが
起業自体は誰でも簡単にできます。
そして、それなりに会社員と同等程度のお金を稼ぐことも簡単です。
本当に難しいのは、起業家として、会社を創り、事業を創り、人々に対して価値を与えて、社会を変えることだと思います。
今の自分はまだ、正直社会を変えられる自信はありません。
しかし、会社員時代の原体験を基に思う事は、自分が絶対に叶えたいというブレない目標があってそこに対して執着していればきっと何とかなると思います。笑
最後の締めがチープな表現となってしまいましたが、ここまでお読みいただき有難うございました。
また会社が大きくなったタイミングでそれまでの過程をお伝えできればと思っております。